ソラマメブログ

2008年01月10日

FreeBSD6.2 設定(その3)環境設定

いつも、前置きばかり長いみぴです。
前のセクションで、サーバーの更新をした所で、今度は使用環境を良くするための設定をしていきましょう。

プロンプトの設定
最初にローカルコンソールからログインしたときも、SSHからログインしたときもですが、プロンプトが味気ないですよね。それを分かりやすくする設定にしたいと思います。
SSHでログインして、
ee ~/.cshrc[Enter]
次の1行を追加しておきましょう。
set prompt = '[%n@%M]%/>
追加したら、「Esc」→「A」→「A
次に、suでrootになったときに分かりやすいようにrootのプロンプトも変更しておきましょう。
「su」→「パスワード」
ee ~/.cshrc[Enter]
真ん中辺りに、「set prompt = "`/bin/hostname -s `# "」と多分あります。これを
set prompt = '[root]%/>」とでもしましょうか。
編集を終了したら、せっかくsuしたんですから、違う作業も併せて行っておきたいと思います。

省電力設定
サーバー機は24時間365日基本的には電源を入れっぱなしです。
少しでも電気代が安くなればそれに越したことはないですね。^^
幸い、私のPCはノートでCPUはセントリーノでしたっけ?(あやふや^^;)Pentium-Mってペンティアムモバイルプロセッサーで省電力設計に優れたコアなので、その恩恵を受けるために設定をしておきます。
ee /boot/loader.conf[Enter]
このファイルに
cpufreq_load="YES"」を書き加え終了します。
続いて、
ee /etc/rc.conf[Enter]
powerd_enable="YES"
を追加して終了です。

なお、現在のCPUの状態を確認するには、
sysctl -a dev.cpu[Enter]
で、「dev.cpu.0.freq:」の数字が現在のクロックスピードです。
何もしてない状態では「1800」(1.8Ghz)であったんですが、上記の設定をして再起動させた所何もしていない状態のときは「75」(75Mhz)までクロックスピードが落ちていましたのでおよそフル動作時のわずか4%で待機出来ていることになります。

rootメールの転送
SSHの設定のときにもそうだったんですが、基本的にサーバーにいきなりrootでログインすることはありません。
そのため、root宛へ届くシステムからのメッセージを読むにはわざわざsuでrootにならなければならないため、セキュリティメールなどチェックが遅れる場合があります。
それを防ぐために、いつもログインするアカウントへ転送する方法を紹介します。
ee /etc/mail/aliases[Enter]
上から20行目あたりにrootのメールを転送するための記述が用意されていますので、その部分を
root : (転送先ユーザー名)
と修正します。みぴだと、「root:mipi」となります。
編集を終わらせたら、
newaliases[Enter]
と入力して、新しいエリアスを更新します。

suコマンド制限
少しでもセキュリティをあげるために「su」コマンドを打てるユーザー自体がwheelグループに所属している人だけにします。
chmod 4550 /usr/bin/su[Enter]

起動待機時間変更
サーバーを起動する際、FreeBSDの起動オプション選択画面がでます。
FreeBSD6.2 設定(その3)環境設定
このとき、10秒間何もしなければ「1」のデフォルトで起動されるのですが、1秒でも早く再起動したいと思うのが人の常・・・?この待機時間を変更します。
ee /boot/loader.conf[Enter]
autoboot_delay="1"
上記の1行を追加して編集を終わらせます。これで、起動オプションの待機時間が1秒となります。

MTU値の変更
私の環境のキャリアはNTTのフレッツなんですが、フレッツだとMTUの最適値が1448と言うのを他のものを調べているうちに知ったので、その変更方法を。。。
ee /etc/rc.conf[Enter]
このなかに、
「ifconfig_fxp0="inet 192.168.x.x netmask 255.255.255.0"」
という、記述があります。(ifconfig_fxp0のfxp0やIPアドレスは環境で違うと思います。)
この1行に
「ifconfig_fxp0="inet 192.168.x.x netmask 255.255.255.0 mtu 1448"」
と赤字の部分を追加すると、mtuが1448として起動されます。
また、コマンドラインで、このmtuを変更する場合には、
ifconfig fxp0 mtu 1448[Enter]
と入れることにより、設定可能です。
また、これらの設定状態を確認するには、
ifconfig -a[Enter]
で確認することが可能です。


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